20210208

 

一日を通して体調が芳しくなかった。

 

朝寝坊をし、

顔も洗わないまま犬の散歩の為梅の咲く広い公園へ出向き、

昼はパインカリーバーグディッシュの300gをぺろりと平らげ、

帰りに古着屋へ立ち寄り父親にエナメル質のリュックサックとスリッドの入ったチェック柄のズボンを買ってもらい、

恐らく世界中で30人程しか登録していないトランプのアプリゲーム(簡単にTOP3に入れる)を2時間程プレイし、

夕刻ロールケーキと珈琲で一服しておきながらしかめっ面の青い顔をしている様を、もし毎日真面目に生活している者が目撃したが最期、小脇に抱えていた会社用型落ちノートパソコンの1台や2台、叩き割ってしまうだろう。

 

この不愉快な薄靄について、自分でも奇妙には思うがそれがこの病気らしい。とにかく落ち着かず、寝ておくのも起きて活動するのも間違っている気がする。疑問は無いはずなのに何かが喉元に引っかかっているようで、腑に落ちない。脳が疲労している感覚はあるのに眼球だけはぎょろぎょろとよく働く。

薬の効きが良くない。

 

 

今日は本を1冊読む予定であったが、この焦燥感の中では難しいと判断し早々に諦め、録り溜めていたバラエティ番組2本とドラマ4本を寝そべりながら見た。こういう時、映像は見ても見足りないほどだ。少し元気が出た。

又古着の御礼として、父親の仕事の書類作成をこれも寝そべりながら行った。

次回の投稿用の随筆は1字足りとも書けなかった。与えられたテーマについて意見をまとめる際に、宇宙の歴史から考え始めてしまうのは頭の悪い証拠である。

 

犬は、午前中散歩から帰ってからというもの、食事の号令が掛からない限りは一日中私に寄りかかって寝ていた。この毛むくじゃらの親にはその又親、又更に親がいる。途方もない数のもさもさした生命体が絶え間なく生殖行動をし、精子卵子を結合させてきた功績について考えた。

彼らも皆一様にピースカと寝息を立て、時折鼻をむずむずさせていたのだろうか。

 

 

今晩はもう湯に浸かるのは諦めた。

明日の朝には必ず入ろうと思う。

 

U-NEXTの解約を忘れない。